ローカル線には味わいがある。私が生まれ育った九州の田舎町にも昔は路線があり、2両編成の機関車がゴトゴトと走っていた。旅行の際にはその土地のローカル線にあえて乗ることも多くて、各地のローカル線や路面電車にも良く乗った。概してどの路線も経営が厳しくて大変そうなのだが、地元に根ざしたローカル線だけにイベント列車の運行やグッズ販売で売り上げを確保するなどの努力を続けている。千葉の銚子電鉄が濡れせんべいを販売しているのもその一つだが、九州長崎の島原鉄道はユニークな文房具販売で話題となっている。 風光明媚な路線「島原鉄道」 長崎県島原市に本社を置く島原鉄道は、諫早駅から島原港駅までを結ぶ43.2km、24…