夢枕獏が、明治時代の柔術家や柔道家の戦いを描く、虚実の人物やエピソードが入り乱れた伝奇小説。
1998年に「月刊「小説推理」で連載を開始。
本来は明治時代の柔道家で、グレイシー柔術の基となった”コンデ・コマ”こと前田光世を描く予定だったが、プロローグとして登場するはずだった前田の師匠・柔道の創設者・嘉納治五郎を描く「天の巻」だけで連載十年の対策となった。 大東流合気柔術の創始者・武田惣角も登場する。
東天の獅子〈第1巻〉天の巻・嘉納流柔術
東天の獅子〈第2巻〉天の巻・嘉納流柔術
久々の更新になってしまいました。 ちょっと長文で投稿するとなると疲れるのと自分のハードルが上がってしまい更新自体が止まってしまうので短めにしていくことにします。 今野敏の「義珍の拳」という本を読んだ。 松濤館空手の創始者、船越義珍先生(元の名前は富名腰義珍)についての小説。面白かった。 沖縄の伝統武術であった「唐手(トウーディー)」が本土に渡り「空手」として日本全国に広まっていく歴史が学べます。 そして、空手における「形」の重要性。形に始まり形に終わる。それくらい大事なものだということです。 このシリーズが何冊か出ているようなので、追々読んでいきたいです。 今、他に夢枕獏の「東天の獅子」の1巻…
祖母への感謝を伝え、 来月の誕生日にプレゼントを用意。 やはり、僕は祖母が好きなんだなぁ。 再認識した。 このところ体調が優れず、 ブログはスカスカになってしまい、 皆さんの記事も把握しておらず、 遺憾。 そんな中で、 夢枕獏先生の作品を読み返している。 ローティーンの時分は、 『闇狩り師』 『サイコダイバー』 『陰陽師』 『魔獣狩り』 『キマイラ』 あたりのオカルト系を漁ったが、 最近は、 『餓狼伝』 『新・餓狼伝』 『獅子の門』 『東天の獅子』 『ゆうえんち』 あたりをよく読む。 久我重明さんがカッコ良すぎて、 『獅子の門』にて、 暗器の久我vs羽柴彦六の激闘が最高。 板垣恵介先生とのコラ…
最初に言っておくと、これから紹介する小説『キマイラ』をまだ読んでない人が、私はとても羨ましい。 男の子の好きな物を全部乗せ なぜなら、この小説がとても面白いからです。あのワクワク感。『キマイラ』は、男の子が好きな物が全部詰め込まれた小説です。 ・学園物 ・格闘技 ・ファンタジー ・宗教 ・エロ ・歴史 ・恋愛 ・師弟の絆 ・友情 ・アクション ・ミステリー どうです? これすごくないですか? 幻獣少年キマイラ 角川文庫 / 夢枕獏 【文庫】価格:524円(税込、送料別) (2023/7/6時点) 作者はレジェンド級の大作家 具体的に『キマイラ』の凄さを語る前に、作者夢枕獏の経歴を少し紹介します…