はじめに これまで脚本家上原正三が脚本家としての才能を開花させるまでの話を書いてきました。この記事では円谷プロを飛び出した上原が新天地で活躍を始めるまでの話を書きましょう。それは東映での仕事となった「柔道一直線」の脚本執筆、「仮面ライダー」の企画参加、そして「ロボット刑事」での脚本執筆です。 柔道一直線 「怪奇大作戦」が終わった後、TBSは東映制作の「妖術武芸帳」を放送しました。東映のプロデューサーは平山亨と斉藤頼照。TBSのプロデューサーは橋本洋二です。東映は以前「キャプテンウルトラ」を制作しています。その関係から決まったようです。主役は和製プレスリーの異名でロカビリー歌手として活躍していた…