墓主を明らかにするため、名前や業績を石などに記したもの。
中国では後漢末期の建安10年(205年)に、三国志の英雄として知られる曹操が埋葬簡略化のために墓碑の禁令を出したことからはじまったとされている。
2023年冬 西安と蘭州の旅8日目(2023-12-20)の記録です。 この日のメインは西安碑林博物館、この西安の旅の主目的その2です。 数々の石碑が林立する様は壮観で、SF小説「三体」の中で人類の文明を石に刻んで記録しようという場面があったのを思い出しました。 朝食 西安碑林博物館 概要 屋外 第一展示室 第二展示室 第三展示室 第四展示室 第五展示室 西安石刻芸術室 その他 城壁への移動 西安城壁 夕食 参考文献 今回の旅全体のまとめはこちら amber-hist-lang-travel.hatenablog.com 前日の旅行記はこちら amber-hist-lang-travel.ha…
講演『坊の塚古墳以降における地域首長の動向』を聴く 西村勝広講師 興味深い演題だったので、久しぶりに講演会に出かける。本来は連れ合いも一緒の予定だったが、突然教え子と会うことになったというので、ひとりでの参加となった。以下、市の文化財課の西村先生の話である。 「坊の塚古墳」というのは市内最大の前方後円墳(県内でも2位)で、4C末から5C前半に築かれた古墳である。各務原台地の突端にある。崖の突端を選んだのは平地を見下ろし、近くを流れる木曽川水路交通網に存在を誇示するためではなかったか。 「坊の塚古墳」以降もその地には、特別の古墳が造られるが、それも同じ理由だ。 そして、東山道が造られるにしたがい…
凌くんのお墓参りをしてきた。 ここ数年は私が行った時にはお供え物はなかったのに今回はお花とコーラが置いてあった。誰かがまだ来ている気配を感じることができて嬉しい。 凌くんはコーラが好きだったので、亡くなってすぐは私もコーラを持参していた。炭酸だと雨が降った後にもしかしたらお墓が汚れるかもしれないと思って持って行くのをやめていて、そのままコーラが好きだったことも、持っていかなくなった理由もすっかり忘れていた。 凌くんのご両親がとても寛大で、お墓の場所を教えてくれて、お通夜にも告別式にもファンが参加できるようにしてくれていた。 私は告別式に参列した。 告別式の日はまだ亡くなった実感が全くなくて、不…
目黒不動 かむろ坂 目黒川の夜桜 同上 青山墓地で 靖国神社能楽堂 いい時に帰国 ■タイから日本へ チェンライから東京へ行く場合、バンコク経由となる。バンコク発東京行きは1日に何十便もある。チケット価格はバンコク―東京往復で3万5千円前後から30万円を超えるものまで様々だ。でも安価なLCC航空券には発着時間が深夜、早朝であるとか、経由地が多く、到着まで30時間も掛かるなどデメリットがある。安さに惹かれて30時間かかる中国系のLCCを利用した人がいる。感想は「死ぬ思いだった、もう絶対乗らない」だった。バンコク―東京の直行便の飛行時間は6時間半、年を取るとこの6時間半が結構きつく感じる。価格にもよ…
Costownsは、コスプレ愛好家たちに、彼らの夢を形にするための手助けをしています。私たちの製品は、キャラクターの魅力を完璧に捉えることを目指しており、それぞれの衣装は、特定のキャラクターになりきる喜びを提供するために作られています。この度は、「IdentityV 第五人格」の人気キャラクター、「アンドルー・クレス」の特別なスキン「墓誌銘」を再現したコスプレ衣装をご紹介いたします。 【商品紹介】 ▶️ IdentityV 第五人格 墓守(アンドルー・クレス) 墓誌銘 コスプレ衣装 【商品情報】商品名:IdentityV 第五人格 墓守(アンドルー・クレス) 墓誌銘 コスプレ衣装内容物:インナ…
2023年冬 西安と蘭州の旅6日目(2023-12-18)の記録です。 前日に西安に着いたばかりですが、この日は西安から少し足を延ばして、唐代の陵墓「乾陵」を観光します。 朝食 乾陵までの移動 乾陵景区 概要 永泰公主墓エリア 仿唐乾陵地下宫 永泰公主墓 乾陵博物館 懿德太子墓 乾陵への移動と昼食 乾陵 石像/石碑いろいろ 山頂まで 章怀太子墓 西安への移動 夕食 今回の旅全体のまとめはこちら amber-hist-lang-travel.hatenablog.com 前日の旅行記はこちら amber-hist-lang-travel.hatenablog.com 朝食 朝8時前に起床。字面だ…
串木野市麓の大堂庵墓地に加藤家の墓地があり、そこに加藤雄吉親子の墓がありました。後継がないということで墓じまいされましたが、その後、加藤雄吉の功績をたたえるべく、記念碑が建てられ、墓の竿石が加藤家の墓地跡に戻されました。 竿石の「加藤雄吉之墓」の文字は森鴎外の揮毫であると加藤家には伝わり、側面には加藤雄吉の墓誌が刻まれています。 加藤雄吉の墓 2016.5.5撮影 (正面) 加藤雄吉之墓 (側面) 君諱雄吉、號尾花、加藤氏、考曰彦十郎、君其第二氏也、家世西薩串木野人、君幼而頴悟、年甫十六、學東京法學院、非其志不終業而還、性酷愛文学、獨力研鑽、造詣不浅、尤精于考證、又嗜國風、後再上京、與文壇諸名…
弘法のゆく手はわかりやすき春 ばち当りなことに、彼岸詣りはえてして遅れがちになる。中日を過ぎてしまった年もある。心あるご子孫を擁するお家の墓所はどちらも掃除が済み、花が供えられてある。墓守が存命の檀家うちでは、私が最後ではないかと思わせられる年もある。 心を入換えて、彼岸入り初日に詣でてみようかという気を起した。となれば、就寝してはならない。徹夜の勢いを借りて、朝から行動しなければならない。帰宅してからふつかぶん眠ればいい。 とはいえ早朝からは動けない。百貨店が開いてないからだ。供物を前日のうちに用意することを好まない。理由はない。いつの間にか形成された無用のこだわりである。 春秋の彼岸は和菓…
三ヶ月ぶりの定期通院。数値はさほど悪くないが、血糖値が少しずつ上昇気味。脂っこいものを少し控えてとは主治医の先生のお言葉。 健保のビルを出てからいつものごとくお茶の水の丸善による。最近は本屋に入っても一冊も本を買わないで出てくることが多い。今回もそうだった。先日、友人たちと話をしていて太田愛が面白いという話が出ていてちょっと興味を覚えたのだが結局買わずじまい。本をぜんぜん買わない、読まないのかというと、そうでもない。テキスト類は2~3冊併読しているし、レポートとなると関連書籍も数冊読むのは常態化している。けっこうヒーヒーのフーフーでもある。 丸善を出てからは、久々ブラブラしようかと思い、聖橋を…
今春は通り過ぎるだけになりそうだが、新安県鉄門鎮の千唐誌斎に行った記憶を書きとどめておく。洛陽からタクシーで40分ほど。黄河沿いに西に向かうとそれはある。バスなら703路。日にわずか3本走っている。鉄道の「鉄門」駅は存在するが旅客取り扱いは行っておらず、門扉は鎖で閉鎖されていた。 河南省の軍閥であった張鈁が付近から出土する墓誌銘を集めて作ったのがこの博物館である。唐代の墓誌が多数おさめられていることからこの名が付いた。実際に建物に入るとすぐにわかることだがすべての壁が墓誌をブロックのように積み上げて造られている。著名な人物の墓誌もあり、また当時の筆法をとどめているため行ってみたいという書道の愛…
昨日の続き。 三十三間堂を出て、七条通を見渡す。すぐ近くに「京都国立博物館」がある。小野毛人の墓誌が所蔵されているので見に行きたい気もする。このまま七条通を東に行けば「智積院」。多くの美術品を見ることができる。 京都国立博物館 しかし、今日は別の目的があるので、「大和大路通」を北へ進み「五条通」を目指すことに。 大和大路七条交差点北東角 大和大路側から見る国立博物館 しばらく歩くと立派な鳥居が見えた。 豊国神社前 訪問予定にはなかったのだが、圧倒的な佇まいに魅かれお参りすることにした。豊臣秀吉を祀っている神社なのだ。 豊国神社由緒書き 確かに秀吉の像がありますね 唐門(国宝) 神社の境内を北側…
江戸時代に谷中の笠森稲荷門前にあった水茶屋「鍵屋」の看板娘で、浮世絵師・鈴木春信(1725?-70)の錦絵に描かれて、瞬く間に江戸っ子のアイドルとなったお仙(1751-1827)にまつわる史跡を歩く。「かさもり稲荷」は現在、谷中界隈に三か所あり、それぞれに訪れる意味があるので、まずは三カ所とも巡ってみよう。 peepooblue.hatenablog.com (笠森お仙と団扇売り) 東京メトロ千代田線の千駄木駅からスタート。地上に出ると、不忍通りの「団子坂下」交差点。ここから東の谷中方面へ柳通りを行き、三崎坂を上ると、ちょうど谷中小学校の正面に日蓮宗の高光山大圓寺がある。入口に台東区による「笠…
陝西省考古研究院は2日、同院が2023年の考古学調査で発見した西安唐薛柔順石椁壁画墓は、身分の高い人を埋葬する長安地区の伝統的な埋葬地以外で発見された最も精巧で美しい盛唐時代のお墓の一つであり、同時代の身分の高い人の埋葬地の分布を研究する上で重要な意義があると明らかにしました。 墓室の西側で発見された石槨(ひつぎを覆う石造りの外棺)は壁板と傾いた柱から成っており、板壁の外側には門、窓、巻き雲、神獣が彫られています。本体の内側には主に侍女が描かれ、周囲には草花などが飾られています。柱の内と外はいずれも絡み合った枝や巻いた草が彫られており、一部には鳥や動物がちりばめられています。線は彫りが細かく、…
三宅八幡宮と小野妹子の関係性を知って興味を持った「崇道神社」に行くことにした。最寄りのバス停は京都バス「上橋(かんばし)」。叡山電鉄の「八瀬比叡山口」駅からは少し長く歩くことになる。 京都バス「上橋」停留所 奥に見える赤いノボリ付近が崇道神社 崇道神社に到着。かなり雰囲気のある神社だ。以前、知人から「大いなるもの?」が封じられていると聞いたことを思い出した。 正面 一の鳥居前 鳥居は三つあります 崇道神社由緒書き 正面向かって左側に設置 「大いなるもの」とは、「早良(さわら)親王の霊(無念)」だったのだ。 小野毛人墓由緒書き 正面向かって右側に設置 『小野毛人墓誌』は京都国立博物館に保管されて…
東京都新宿区西早稲田3丁目の源兵衛共同墓地(訪問日:2023年12月26日)早稲田セントラルハイツの西方に位置する墓地です。門を開けてすぐの無縁仏前に民間信仰塔2基が安置されています。向かって右から紹介します。文字庚申塔 刻銘「延宝三乙夘秊霜月十二日(1675) / 奉供養庚申二世安樂處 / 願衆 醍醐清兵衛(以下人名略) / 種子〈バン〉」三猿像 馬頭観音塔(馬頭観世音菩薩塔)刻銘「明治四拾五年一月廿七日(1912) / 関口兼次郎 / 馬頭観世音菩薩」 墓地の一角に墓地の由来を記した碑もあります。内容を読むと上掲の庚申塔についても言及していました。 由来碑 源兵衛共同墓地の由来 源兵衛共同…