どちらも本の題名です。 正月なので、お初の作家さんの作品を読んでみました。 ご隠居さん 野口卓・著 先ずは、野口卓さんの「ご隠居さん」 江戸時代には鏡研ぎという職業があったのですね。 ある老人が鏡研ぎをする先で小噺やうんちくを話して重宝がられる。 そのうんちくがちょっとくどいなと思う場面もあったけれど 最後に主人公の老人が鏡研ぎになったいきさつを知ると、なるほどと思える。 落語とのコラボ作品。 もとになった落語を知っていればもっと面白みが深まるだろうなと思えた。 もうひとつは、松田青子さんの「おばちゃんたちのいるところ」 おばちゃんたちのいるところ 松田青子・著 初めは、登場人物の設定が理解で…