人名
明の太祖、朱元璋を補佐して明建国に功績があり明国師と呼ばれた。
字の「伯温(はくうん)」の方がよく知られているが、浙江省南部の青田出身のため劉青田ともよばれる。
羅貫中は劉基をモデルに三国志演義の諸葛亮を描いたという話もある。
中国では軍師としてよく知られている。明建国後は隠棲したが、隠棲した劉伯温が御供とともに各地を漫遊して土地土地で悪を懲らしめるという、日本の水戸黄門漫遊記を真似て作ったような「劉伯温伝奇」というTVドラマがある。
「百戦奇略」は劉基に仮託された兵法書。
占術の達人でもあり、朱元璋が食べかけの焼餅(シャオピン)を隠して、何を隠したか当ててみろといったのを、ずばり当てたという伝説が伝わっている。