日本人に生まれて、まあよかった (新潮新書) – 2014/5/16 平川 祐弘 (著) 2019年9月16日~19日にかけて7p視写 筆者は東京大学名誉教授、比較文化史家である。「出版社からのコメント」には、「自虐よ、さらば」「自己卑下的な思考からの脱却」という言葉が目に付く。日本人としての誇り、愛国心を煽りたいのだろうが、題名はどこか消極的である。 ~東アジア諸国の中で日本のように言論の自由が認められている国に生を享けたことは例外的な幸福である。~ 確かに中国などは著しい言論統制が行われていそうだ。我が国が言論の自由が認められているのは、太平洋戦争に負け、一時的にもアメリカの統治下に入った…