先日カラオケに行った際、かなり久しぶりに中島みゆきさんの「ひとり上手」を歌った。1980年にリリースされた曲。みゆきさんファンなら当然、そうでなくても当時ヒットしたのでご存じの人も多いのでは。みゆきさん真骨頂の男女の別れ歌である。 久しぶりに歌いながら、歌詞のとあるフレーズにグッときた。 手紙なんてよしてね なんどもくり返し泣くから 電話だけで捨ててね 僕もひとりだよとだましてね 屈折した女心。だけど、そんな女心の悲しくも純な核心を確かに突いていて、切なく沁みる。哀愁を帯びた、けれどポップな曲調が逆に切なさを増幅させる。 そういえば自分もそんなだったなと、微かに思い出しながら歌った。強がって突…