「もし あと1年で人生が終わるとしたら」 小澤竹俊 著より抜粋 「『人生とは、美しい刺繡を裏から見ているようなものだ』 これはフランスの古生物学者でもありカトリック司祭者でもあるティヤール・ド・シャルダンの言葉です。 刺繍を裏から見ているときは、一つひとつの縫い目が何を意味しているかまったくわかりませんがそれを表から見られるようになったときはじめていその意味や美しさがわかります。 苦しみの真っただ中にいるとき多くの人は『なぜ自分がこんな苦しみを味わわなければならないのか』と思います。 ですが、ある程度時間が経ってから振り返ってみると苦しんだからこそ学べたこと、得られたものが必ずあるはずです。 …