9月30日の毎日新聞のコラム「土記」で伊藤智永•編集委員が自称「安全保障屋」小泉悠の「ウクライナ戦争をめぐる『が』について」(『世界』10月号)という文章について批判的意見を書いています。 伊藤は次のように言います。 小泉は「侵略は絶対に悪い」という大前提で議論せよと指摘し、「複雑さへの知的誠実さより、単純と批判されても戦争の抑止を優先する方が重要だ」というが、その安全保障論では戦争は防げず止められもしなかった小泉が語ることは戦況の後付けが多く、「安全保障って何」との疑問が拭えない。 小泉の主張にたいしてこう言う伊藤は、つづけて言います。 「この欄や他の記事で『ゼレンスキー氏は英雄か』『ウクラ…