「忘れられた花園」(下)(ケイト・モートン 著/青木純子 訳)を読みました。 最後は、主人公の一人 カサンドラの明るい未来が示唆され、こちらもハッピーな気分になれたが、解明された謎のあまりの怖さとどす黒さに圧倒されてしまった。 <注意! このあとネタバレします> 上巻の記事で、オーストラリアの港に置き去りにされた少女 ネルの物語と、ネルの孫娘 カサンドラの物語が平行して描かれると書いたが、実際は童話作家イライザの物語を入れて三本立てになっている。 上巻を読んだ時点でも、“主な登場人物”の紹介ページがないことに気づき、仕方なく手書きで人物リストを作って読んだ。 最終的には40人近くになり、その中…