「炎の爪痕」(アン・クリーヴス 著/玉木亨 訳)を読みました。 「水の葬送」「空の幻像」「地の告発」に続く“新シェトランド4部作”の最終巻です。 ジミー・ペレス警部が主人公のシリーズ“シェトランド四重奏”から数えると、8作目、 シリーズとしても最終巻になりました。 作者のアン・クリーヴスは夫のティムと出会ったシェトランドの物語を愛していましたが、夫が亡くなったことでこのシリーズを終えることにしたそうです。 「人口の少ないシェトランドで、あまりにも多くの人を殺してしまったから・・・」と冗談で答えたアン・クリーヴスだそうですが、物語の終わり方としてもちょうどよかった気がします。 ペレス警部の自宅を…