日本共産党は、骨の髄(徹底して、身体の最も中心のところ)まで“スターリン主義”の政党である。スターリン主義の核心は、レーニンが唾をつけ、スターリンが乗っかり、ソ連の赤色特権党官僚階級が抱きしめた、ソ連=社会主義国という“ドグマ”である。 マルクスの思想(理論) ―― ここでは、マルクスの思想(理論)が共産主義=地上の楽園というユートピア思想であることは、脇に置く ―― からすれば、社会主義国という、まるで半神半獣(上半身は神だが、下半身はイチモツ丸出しのケダモノ)のような存在を認めることは、ありえないことだ。 しかし、ロシア共産党のプロパガンダは世界を席巻し、数多のインテリを魅了した。世界中に…