前半くらいまでのあらすじを聞かしてくれたが、なかなか考えさせられる話だったそうだ。笑いはなかったそうだが、本当かな。 それはともかく、それで思いだした。前回の映画「風立ちぬ」の原作だ。 モデルグラフィックスの連載時、雑誌を買おうかどうか迷いに迷って、単行本が出るまで待つことにして、それも半分くらいまでの数話しか読んでいない状態で数年が経つ。宮崎駿は金を稼ぐ気がないのでなかなか出さないのだ。そのうちに映画化の話が出て、いくらなんでもこのタイミングで原作本は出るだろうと期待していたが、なんと出ない。いよいよ宮崎駿はへそ曲がりだ、とそのまま日常の忙しさに単行本のことをすっかり忘れていたのだ。 今回の…