欲望と愛情が渦巻く中、倒錯した性の世界にひきずられた人々が見たものとは?
■Staff 監督:廣木隆一
*プロデューサー:宮崎恭一/石原 真/隅山明美*原作:馳星周*脚本:斉藤久志*音楽:オオヤユウスケ *撮影:鈴木一博*美術:林千奈*編集:菊池純一
■Cast 美元/高良健吾/田口トモロヲ/大森南朋
■Story 聡子は、サラリーマンの夫・秀之と、6歳になる息子・将人と何不自由ない暮らしを送る主婦。
ある日、将人を迎えに行くと、そこで将人とキャッチボールをしている新聞配達員の稔と出会う。稔は一見、まじめな勤労青年に見えるが、12歳の時に、母親に暴力をふるう父親を刺し殺してしまっていた。母親を守るためにと思った稔だったが、母親はそんな稔を捨てて姿を消してしまった。稔は母親の姿を聡子に重ね、聡子の後を付けるようになる。聡子の後を追ううちに、稔は聡子がヤクザの俵に脅かされていることを知ってしまう。そして、夫の秀之は妻が日々変わっていくことに気づき、あらぬ妄想を抱くようになる。様々な欲望と愛情が渦巻き、稔は聡子を救おうとする。聡子は逃げ出したいと願いながらも、恐怖が引き止める。
それぞれの抱くもの、それは現実なのか、それとも幻想なのか…。
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Credit 2006年製作/カラー/110min./35mm/日本語 配給:ハピネット
2007年公開予定作品