一条真也です。『イエス・キリストは実在したのか?』レザー・アスラン著、白須英子訳(文春文庫)を読みました。救世主(キリスト)としてのイエスは実在せず、いたのは、暴力で秩序転覆を図った革命家(ゼロット)としてのイエスだったという全米騒然の大ベストセラーです。著者は、作家・宗教学者。1972年テヘラン生まれ。1979年イラン革命時に家族とともに米国に亡命。サンタ・クララ大学で宗教学を学んだあと、ハーヴァード大学神学大学院およびアイオワ大学創作学科小説部門で修士号取得。同大学でトルーマン・カポーティ基金小説部門の特別研究員およびイスラーム入門講座の講師を務めたあと、カリフォルニア大学サンタ・バーバラ…