一条真也です。『ビハインド・ザ・ホラー』リー・メラー著、五十嵐加奈子訳(青土社)を読みました。「ホラー映画になった恐怖と真実のストーリー」というサブタイトルがついています。三度の飯よりホラー映画が好きなわたしには、この上なく面白い読み物でした。ホラー映画の題材となった実際の事件や出来事がたくさん盛り込まれており、合計21本の映画と、それぞれの背景にある実話が紹介されています。著者は、イギリス生まれ、カナダを拠点に活動する犯罪学者で、猟奇殺人や性犯罪を専門とし、未解決事件の調査にも貢献しているそうです。 本書の帯 本書のカバー表紙には、ヒグチユウコ氏による不気味なイラストが使われています。子ども…