一条真也です。東京五輪まであと50日となりましたが、強行開催の方向で進んでいることに絶望的な気分になります。一度踏み出したら引き返せないのがこの国なのでしょうか。菅首相はG7出席のため、6月10日発・14日帰国の日程で英国南西部のコーンウォールを訪れます。首相就任後、初のサミット参加ですが、世界が注目しているのは「今夏の東京五輪開催をどうするつもりなのか」の一点に尽きます。菅首相がG7で“針のムシロ”状態になることは必至であり、最終日の6月13日に「五輪開催断念」発表の可能性もあります。菅首相をはじめ、視野狭窄に陥った日本の政治家たちに必要なのは、世界的な視点にほかなりません。 『新しい世界』…