韓国の『検定版 高等学校韓国史』では、「 Ⅱ 高麗と朝鮮の成立と発展」の「まとめ」として“重要内容”が列記してある。「1.高麗は後三国を統一し、渤海遺民を受け入れて民族を再統一した。その後王権を強化して体制を整備し、儒教理念に立脚した中央集権国家として発展した。2.高麗は豪族が中央貴族化して門閥貴族社会として発展した。武臣政権が樹立した後、モンゴルの侵略と干渉を受けて権門勢族が新しい支配勢力になり、新進士大夫が成長し始めた。3.高麗は宋と親善関係を維持してさまざまな交流をしたが、契丹やモンゴルなど北方民族とは絶えず抗争を繰り広げた。開京遷都後は元との交流が活発になった。4.朝鮮を建国した新進士…