一条真也です。大手芸能プロダクション「ジャニーズ事務所」の創業者、ジャニー喜多川氏(2019年に死去)から所属していたタレントが性被害を受けた疑いが浮上している問題が大きな波紋を呼んでいます。発端は、イギリスの大手メディアであるBBCが今月7日(日本では今月18日と19日)、故ジャニー喜多川氏の性的加害の問題を取り上げるドキュメンタリーを放送したことでした。そんな中、『異能の男 ジャニー喜多川』小菅宏著(徳間書店)を読みました。サブタイトルは「悲しき楽園の果て」。2019年の刊行ですが、いま読んでも内容は古くありません。 著者は、作家。東京都出身。立教大学卒、集英社入社。週刊・月刊誌歴任後に独…