桜庭一樹の小説。 2007年10月,文藝春秋より刊行。第138回直木賞受賞作。 ISBN:9784163264301(asin:4163264302)
「おとうさんに、ぜんぶあげる――」 2008年から1993年まで、15年の時間を遡る、ある無名の男女の物語。奪われて育った人間は、熟して実をつけることなく、朽ちるだけの花なのだろうか? 「おとうさぁん。おとうさぁん」北の黒い海を舞台に、親子の禁忌を描く暗黒の長編小説。 著者ウェブサイトの紹介文より