*以下の文章は、以前読書サイトにて投稿していたものになります。そのサイトが閉鎖される為、こちらに文章をうつしていきます。 「『レベッカ』とはまた違った雰囲気の短編集」 2020.01.18 「レベッカ」が面白くて、また読みたいと思っていたのだけど、「レベッカ」は上下巻だったので(長編は大好物だけど)次は短編が読んでみたいと思っていたのだった。 それで読んだのが「破局」という短編集。 ぜんぶで6つの短編がおさめられていて、とはいえ1ページ2段組だったので結構ボリュームもあり。 「破局」という題の作品はなかったが、その名の通りページをめくるごとに不穏さが増していくものばかりだった。というのは、「レ…