新井素子のデビュー作である短編SF小説のタイトル。 1977年、新井素子が16歳の時に執筆したこの作品は、第1回奇想天外SF新人賞にて星新一の激賞を受け佳作入選し、SF誌『奇想天外』1978年2月号(1977年12月発売)に掲載された。 同名の短編集に収録されている。
奇想天外社刊(1978年)。装画:真鍋博。 「あたしの中の……」「ずれ」「大きな壁の中と外」の三作を収録。他にあとがきと星新一による解説が巻末にある。
集英社文庫コバルトシリーズ刊(1981年)。装画・挿画:長尾治。 奇想天外社版に「チューリップさん物語」を追加して文庫化。文庫版あとがきを収録。
集英社刊(1996年)。装画:沢田としき。 1981年のコバルト文庫版をハードカバーで再出版した。収録作は文庫版と同じ。あとがきは文庫版と愛蔵版の二つを収録。
集英社コバルト文庫刊(2005年)。装画・挿画:四位広猫。 1981年のコバルト文庫版を新装版として出版。新しいあとがきが収録されている。