先週日曜に放映された第18回「壇ノ浦で舞った男」を、一週間たった今日になってやっと視聴した。 前回「助命と宿命」での源義高の死が痛ましすぎた上に、食事や食べ物の出てくるシーンがなかったので心折れて、見る勇気を溜めるのに時間がかかってしまった。 「吾妻鏡」を見ると、元暦二年(1185)正月十二日、源範頼は周防国から長門国の赤間関に到着し、そこから九州に渡って平家を攻めようとしたけど、舟も兵糧もなく、長いこと足止めされたのだという。 東国の輩、頗る退屈の意有り、多く本国を恋ふ。和田小太郎義盛の如き、猶、秘かに鎌倉に帰参せんと擬す。何ぞ況や其の外の族に於いてをや。 「吾妻鏡」元暦二年正月十二日条より…