幼いころ住んでいたところは、わりと街中だった。大通りを少し入ったところの広くもなく狭くもない家で5歳まで過ごした。その家は少し特殊な構造をしていた。1階部分を抜いて月極駐車場として貸し出していたのだ。その家を建てた祖父祖母の工夫というか、ちょっとした心意気を感じる。同じ敷地に曽祖父の家があり、よく夕方になると弟と一緒にNHKの「おかあさんといっしょ」を観に行っていたものだ。その他の遊びといえば、その1階の月極駐車場の空いている部分で、子ども用のぶらんこをしたり、三輪車に乗ったりしていた。屋根があるので、雨の日でも遊べるのが助かったと母から聞いたことがある。歩いて10分ほどのところに公園もあった…