「友だちの助けに、なってあげなさい」ぼくはうなづいた。それ以上、大事なことなんて、きっとこの世界にはないもんね。(本文より) 先月開催の四谷大塚の入試報告会の席上、 ホールを埋め尽くす受験生の父母の前で 大スクリーンに映し出された本があった。 それが『きみの話を聞かせてくれよ』だ。 今年少なくとも15校で出たこの前作で 一躍ときの人になった著者の2ヶ月後に 発売される予定の本を今日は紹介するよ。 文章の難易度は例の分類だと平易になる。 小5なら十分に読めそうな間口の広さだ。 本好きな子であれば小4でも楽しめそう。 素材文適性が高そうなシーンもあったよ。 一例を挙げると、5章の後半にかけての お…