その日、大久保の地下は00年代の歌舞伎町の地下と化していた。 どういうことかというと写真の通りなわけなのだけど、写真を見ただけで理解できるひとがいたのだとしたら、僕とは既知の仲かどう遠くても知り合いの知り合いくらいというとても狭い範囲への比喩表現なので説明しようと思う。 かつて歌舞伎町の片隅に存在した「新宿URGA」というライブハウスのブッキング担当が数々のライフイベントをを理由に一線を退いていたのだが、ブッキングに割くリソースを確保できるようになったということでこの度イベントを開催したのだ。そのメンツというのが写真のバンドたちということである。それが00年代後半くらいのお話なので冒頭の表現と…