にほんブログ村 《あるラバイの最悪で最良の災難》 あるラバイが 旅をしていた。 ラバイは 犬と羊を連れ、 聖書を読むための ランプを持っていた。 一日 歩き続け、 陽も とっぷり暮れたので、 ラバイは その夜 泊まる場所を 探した。 ほどなく 粗末な納屋を 見つけて、 そこで 寝ることにした。 しかし、 まだ寝るには 早いので、 ランプを灯して 聖書を 読むことにした。 すると、 まだ残っていると 思っていた ランプのオイルが 切れて、 灯りが ふっと 消えてしまった。 ラバイは仕方なく 早めに寝ることにした。 その夜 本当に悪いことが 重なった。 連れていた犬が 毒虫に噛まれて 死んでしまっ…