小学生の頃、いじめを受けていた。 成人式で、いじめてきた人たちに聞いてみた。 「なんで、私をいじめたの?」 彼等は言った。 「ごめん。なんとなく。」 一番、言われたくないセリフだった。 理由があれば、なんとよかっただろうか。 私の小学生時代の思い出は、なんとなくに、殺された。 信頼していた友が、2人いた。 いつも遊び、いつも話し、いつも共にいた。 共に行動することが、楽しかった。 ある日、突然2人に命令された。 「今日は、一緒に行動しないでくれ。」 そんな日もあるのだなと、不思議に思いつつも、要求をのんだ。 そんな日が、次の日も、その次の日も、そのまた次の日も、続いた。 気づいたら、私の周りに…