新井素子の長編第一作。集英社文庫コバルトシリーズ初登場作でもある。 石神井公園にUFOが落ちるのを目撃した主人公とその仲間達が、宇宙戦争に介入して活躍するSFコメディ。
いつか猫になる日まで―SFコメディ (集英社文庫―コバルトシリーズ 75A)
いつか猫になる日まで
いつか猫になる日まで (コバルト文庫)
いつか猫になる日まで―ダイジェスト版 (集英社カセット 3 COBALT-SERIES)
久しぶりの爆音に耳がぼわんぼわんです。 来てくださった皆さま、ありがとうございました。 本日店休日。 朝起きたらダイラ店長、「20世紀少年」観てました。 20世紀ロックは20thCenturyBoyからとってると思うので兄弟のようなものです。 ロボット、光線銃、アポロ宇宙船、ウッドストック、大阪万博、東京タワー、新幹線と20世紀の科学、カルチャーを上げていけばきりはないけど、私にとって20世紀は少女漫画。 ジャンルはSFだ! 竹宮恵子さんの 「地球へ…」 キースアニアンがかっこいいけどやっぱりジョミーでしょ。孤高の寂しさ。 「私を月までつれてって」 ダンマイルド2.5枚目最高。 萩尾望都さんの…
絶対猫から動かない 作者:新井 素子 KADOKAWA Amazon 良くも悪くも新井素子 帯に「いつか猫になる日まで」のアンサー小説とあったけど 中年以降に抱えた問題はなかなか猫になることを許さない 地下鉄の中で出会ってしまった未知の存在人類の捕食者との問題も これから先この関係者たちどう抱えて生きていくんだろうか
【イベント】4月28日:『少女小説とSF』刊行記念トークショー&合同寄せ書きサイン会@SFカーニバル 【演劇】6月14日・15日:mada『ひとめあなたに…』(新井素子原作/アパ太郎脚色・演出/かづちやえ脚本) 【イベント】6月23日:第3回新井素子さんオンラインお茶会 【映画】復活上映:『グリーン・レクイエム』(新井素子原作/今関あきよし監督/小林弘利脚本) 第1回:2024年6月22日(終了) 第2回:2024年7月13日(終了) 2024年9月21日/23日予定 【イベント】4月28日:『少女小説とSF』刊行記念トークショー&合同寄せ書きサイン会@SFカーニバル #SFカーニバル 『少女…
以前、このブログで紹介した、新井素子の『二分割幽霊綺譚』の漫画化作品『ヘレテクの穴』の1巻と2巻を読んでみました(※2巻ではストーリーはまだ完結してません)。 ちなみに筆者は『二分割幽霊綺譚』は既読ですが、読んだのが数十年前なので、かなりのうろ覚えです。 読後の感想としましては 舞台設定は現代に変えられているが、おおむね妥当な漫画化作品 という印象で、ところどころ原作を思い出しながら集中して読むことができました。 新井素子作品のノリも、わりと感じが出ているのではないかと思います。 このあたり、漫画版の作者の沖田×華さんの感性が優れている――原作を作品としてきちんと捉えることができている――と言…
はてなブログ用の前書き (必読) はじめに 概要 背景 ライトノベルが未だ未定義な3つの理由 1.先行研究の少なさと、そこに見る未定義の許容 2.SFもまた未定義である 3.越境するライトノベル アプローチ 先行研究 東浩紀が与えた「消費」の概念 「動物化」とは何か 「データベース消費」が示すサブカルチャーの変遷 「シミュラークル」により坩堝と化すサブカルチャー 『デ・ジ・キャラット』に見る「萌え要素」の消費 児童文学とライトノベル ライトノベルの起源はどこまで遡れるのか? ライトノベルの「現実逃避」に至る物的証拠 子供の人権意識から見る、ヤングアダルトの産声と背景 子供の「解放」としての児童…
新井素子の『二分割幽霊綺譚』が漫画化されているのを書店で見かけましたので、記事にしておきます。 漫画版のタイトルは『ヘレテクの穴』。1巻はすでに発売中、2巻は来月(=2024年6月)に発売予定となっています(※発売されました)。 ヘレテクの穴1 [ 沖田 ×華 ]価格: 825 円楽天で詳細を見る ヘレテクの穴2 [ 沖田 ×華 ]価格: 825 円楽天で詳細を見る ちなみに漫画版を描いているのは沖田×華(おきた ばっか)。 清原果耶主演でNHKでドラマ化された『透明なゆりかご』あたりが代表作の漫画家さんです(このドラマ自体の出来も相当いいです)。 【中古】(非常に良い)透明なゆりかご DVD…
ブコメ(はてなブックマークにつけたコメント)の補足を書いておこう。もともとの話題はこちら。 togetter.com これももともとのTweet(といまは言わんのか)をまとめたもので、さらにそれにブコメつけるというやたらと階層のめんどくさい構造になってるのだけれど、それはともかく。スタートのポストはまともなことを言ってて、 当時は小説におけるイラストというものが惰性的というか、かなり軽んじられていたことが窺える と、なんかニュアンスはあれとして、事実関係はそのとおりと思う。ところがそれにぶら下がるポスト群が、なんだか現代の文脈で当時を解釈していて、なかには「それはあり得んだろ」という解釈をとく…
www.hanmoto.com 【南海ちゃんの新しいお仕事 階段落ち人生】 初期の頃の素子さん作品を思い出す作品 「星へ行く船」シリーズとか 「ブラック・キャット」シリーズとか大好きだった ああ、でも、今回レイディとかキャットみたいな 超絶最強素敵お姉さまキャラが登場しなかったのが すこーしだけ残念! www.kadokawa.co.jp 【絶対猫から動かない】 「いつか猫になる日まで」の50代版なのだとか 冒頭、素子さんのあの文体で 主要キャラである50代の男女が描かれてるとこに もの凄い違和感を感じてしまった もちろん話に夢中になって 直ぐに気にならなくなったのだけれど これ、素子さんの文…
某所より。「2000年代の前半あたり、少なくとも読者側に「超常要素が無いラノベはタブーだ」という感覚は無かったし、半月にしろ乃木坂にしろ「ラノベなのに超常要素が無いなんてすごい挑戦だ!」とは別に思われてなかった(むしろベタとして受容された)ということは、やはり強調しておくべきだと思うな。」いつの頃も、つまり1990年代後半のライトノベルという呼称が誕生したと言われる頃も、それ以前も、以降も、ライトノベルで超常要素が溢れてるのとは別に、全く超常要素の無い本も面白かった印象がある。振り返ると、入口こそ新井素子のSF『いつか猫になる日まで』だったものの、間を置かずに氷室冴子の『雑居時代』を楽しんだと…