残酷人生論 作者:池田 晶子 毎日新聞社 Amazon この表題の「残酷」の意味はよくわからない。あまりこだわらなくていいのかなと思うことにしよう。 この本を読んで考えたことはこの3つだ。 ①社会と存在 「人間は社会的存在である」「人はひとりでは生きていけない」 よく言われることだが、はたしてそうなのか。 「生存は社会に依存するかもしれないが、存在が社会に依存するわけではない。」 「私は、社会生活を営むために生きているのではなく、生きるために社会生活を営んでいるにすぎない」 この順番はだいじだと思う。 うちの親は私が言うことをきかないと、「外へ出なさい」と言っていた。幼い私にとってそれがどんな…