Hatena Blog Tags
うち嘆きて臥したまへるも、なま心づきなきにやあらむ、

うち嘆きて臥したまへるも、なま心づきなきにやあらむ、

このタグの解説についてこの解説文は、すでに終了したサービス「はてなキーワード」内で有志のユーザーが作成・編集した内容に基づいています。その正確性や網羅性をはてなが保証するものではありません。問題のある記述を発見した場合には、お問い合わせフォームよりご連絡ください。

恋しい人の面影を追う源氏【源氏物語67 第五帖 若紫10-2】藤壺の宮に縁故があり、恋しい人の面影を持つ少女を引き取りたいという思いが深まり、惟光を北山に遣わす。

〈古文〉 「まれまれは、あさましの御ことや。 訪はぬ、など言ふ際は、 異にこそはべるなれ。心憂くものたまひなすかな。 世とともにはしたなき御もてなしを、 もし、思し直る折もやと、 とざまかうさまに試みきこゆるほど、 いとど思ほし疎むなめりかし。 よしや、命だに」 とて、夜の御座に入りたまひぬ。 女君、ふとも入りたまはず、聞こえわづらひたまひて、 うち嘆きて臥したまへるも、なま心づきなきにやあらむ、 ねぶたげにもてなして、とかう世を思し乱るること多かり。 この若草の生ひ出でむほどのなほゆかしきを、 「似げないほどと思へりしも、道理ぞかし。 言ひ寄りがたきことにもあるかな。いかにかまへて、 ただ心…

関連ブログ