うつ病に対する周囲の意見として、このようなものがあります。 『うつ病の人が身近にいたとして、その人は終日家に引きこもり、仕事もせず、ネットや漫画ばかりに没頭している一方で、本人は気力がないと言うが、全く元気な人にしか見えない。』 あくまでも、周囲の方の意見の一つではありますが、こういった見方は決して少なくないのではないでしょうか。 上記のような、うつ病に決して肯定的ではない人の意見を見ると、うつ病経験のある本人としては少なからずへこんで自己嫌悪したり、周囲は事実をわかっていないだけだと抵抗したくもなります。 ところが、彼らの言うことをよく読み解いてみると、私たちも真摯に受け止めるべき「現実」の…