おまめごとの島:中澤日菜子著のレビューです。 おまめごとの島 作者:中澤 日菜子 発売日: 2015/02/19 メディア: 単行本(ソフトカバー) 島に着いた途端、はじまるドタバタ感! 中澤さんの作品はデビュー作同様、読みはじめ数ページであっという間に心がざわめいてしまうからから厄介だ。小豆島にやって来たひとりの男が到着するや否や、次々と「訳ありげ」や「なにかやらかしそう」な雰囲気に満ち満ちた人々が次々に登場してくる。島の話だから、のんびりした環境に身をゆだね・・・・なんて展開を期待したら大間違い。 「かしゃん、かしゃん」前掛けのポケットからスマホを取り出し、震える指先で写メを撮る老婆の登場…