偉い人がみずから飯をよそう場合、いくら無茶に盛っても、誰も止められない状態をいう。転じて、外部からの制御が届かない自分のテリトリーで、思うままに自己の利益を図ることをいう。違法性があって隠れておこなわれるのは「業務上背任」だが、「お手盛り」の場合、たとえば、ワンマン社長が自分の給料を決める時や、ジャイアンコンサートの出席者決めなど、システム上のチェック不在に面して開き直った当事者の隠す気もない決定を指すことが多い。(官製)談合、我田引水などとも通じる。
新聞でよく使用される成語「お手盛り行政」には類似語「親方日の丸」も存在する。