祭りの話しを続けながら、ハチヤ君と大学地下で、昼食をとっていた。 ハ「ところでね、のりもさん。祭りのときに、神様に供えるものを 『神饌(しんせん)』 っていうんですよ。知ってます?」 私「しんせん?・・そりゃ、秋のとれたての実りを供えるんだから、 新鮮なのに決ってるんじゃない?」 ハ「もぉ・・言うと思った・・・そのしんせんじゃなくって、 神に食べ物をそなえるっていう意味の・・・こういう字を書くんですよ」 私「はは・・・なるほどね」 ハ「ただ、日本列島って細長くて、歴史も長いでしょ。 それでね、この神饌も食べ物にはいろいろなものが供えられて、 地方によってはイノシシなんかの動物とか いろんな野菜…