『かべのむこうになにがある?』(ブリッタ・テッケントラップ・作) 昨年読んだ『なみのむこうに』と同じく、ドイツの絵本作家・ブリッタ・テッケントラップさんの作品で、同じくこちらも、背中を押してくれるような、メッセージ性のある話です。 tsuruhime-beat.hatenablog.com 「おおきなあかいかべが、ありました。 いつからなのか、どうしてなのか、だれもしりませんでした。」 その赤い壁は、どこまでも、ずうっと続いていました。壁に取り囲まれた中に住んでいる動物たち。 「かべのむこうに、なにがあるんだろう?」 小さなネズミだけが、この赤い壁を不思議に思い、壁の向こうの世界を見てみたいと…