確かな授業を続けるためには、テレビ番組の話をしたり、最近の小説や、『20世紀少年』のマンガの話、タレントの動向、政権交代、環境保護活動などさまざまな話を盛りこんだり、教育の技術を学んでいくことが大切です。そのほうが子どもにとって楽しいし、効果的なことは当然です。 まして、学習が不得意な子には、まず、いろいろと話を聞いてあげたり、自分の苦労した体験談を話してみたりしてみます。ときには、教員でなく、親の顔だったりきょうだいの顔をして、時間をかけてつきあうことが効果的なこともあります。生活する、生きた人間でなくなる「忙しさ」は、教育の一番の敵なのです。まず、そこにみんな気づくべきでしょう。(岡崎勝『…