いつまでもいっしょにいられるわけじゃない。手を伸ばせるなら、伸ばせるときにちゃんと伸ばせ。(本文より) 『きみの話を聞かせてくれよ』によって 2024年中学入試で一躍注目を集めた 村上雅郁先生が今月6日に出した短編集。 過去作品の登場人物たちに別の角度から 光を当てるというユニークな企画だよ~。 21校出題の『きみ話』のスピンオフも いいけど最初の話がイチバンだった印象。 冒頭のフレーズでグイッと引っ張り込み さらなるビックリ展開に連れていくから。 それでいて多様性が胸に刻まれる短編だ。 素材文適性って点でも恐らく一話目が○。 ま、そういうの関係なしに3人組の話は もっと読みたいと思わされちま…