ハエも虫も殺せないウィリー。 道を歩いている時には、虫を踏みつぶしてしまわないか心配。 誰かと通りすがりにぶつかっってしまったら、 必ず、『すみません、ごめんなさい!』 自分がたとえ悪くなくても、先に謝る。 チンピラにつかまったときも、 『ごめんなさい』 自分が殴られているのにも、謝る。 みんなこしぬけウィリーと呼んでいる。 ウィリーはそう呼ばれるのがとても嫌だった。 ある日こしぬけおさらば!のチラシを見つける。 すぐにそのチラシの住所にお金を送り、ある日とうとう小づつみが届いた。 中を見ると、まず最初は体操。 決められた分量の食事。山積みになったバナナに埋もれたウィリー。 エアロビクスの教室…