ヒノキ 「檜」(ひのき)は台湾と日本にしか分布しない針葉樹で、大きいものでは30mを超える。和名は「火の木」に由来し、昔この木を擦り合わせて火を起こしたことによる。強く、ゆがみにくく、加工しやすくため、古くから建材として用いられてきた。 アスナロはヒノキによく似た日本特産の常緑針葉樹である。「明日は檜になろう」という意味から「明日檜」「翌檜」と書くが、一説にはヒノキに比べて葉が厚いことから「あつばひのき」から「明日はひのき」→「明日なろう」に転じたとも言われている。別名ヒバと言い「檜葉」と書く。またこのアスナロに「羅漢柏」(ラカンハク)と当てることもある。羅漢とは仏教において煩悩を脱して悟りの…