人間にも妊娠2か月までは尾骨というしっぽがあるそうです。 それが成長とともに進化をたどって子どもの形になっていくよう。 生まれたときには、もうそのしっぽの姿は見当たりません。 この絵本は動物のしっぽのそれぞれの働きを紹介してくれるユニークな絵本です。 しっぽは飾りのような、付属のような気がしていましたが、 ちゃんと大切な役割をそれぞれに担っているようです。 くもざるのしっぽは、果物をもぎとったり、枝から枝へ移動したり、 もうひとつの手のような役割を果たしています。 にほんざるのしっぽは、とても短い。その短いしっぽをピンと立てている時は、群れの中で 自分が一番強いんだぞというしるしで、弱いサルは…