帯は心身の七五三縄です 縄文の教え88 より ヲシテ文献により大和言葉の語源が解明する事例は多いのですが『ふとまに』も解明の鍵を数多く秘める書です。平野新吉氏による『フトマニを読む』の全解釈が本号で完了しますが、フトマニ最後の卦歌は、「しめなわ」を解きます。 神社や神棚で見かける「しめなわ」は、通常「注連縄」とか「七五三縄」と漢字表記されます。ですが、「注連(ちゅうれん)とは、中国において死者が出た家の門に張る縄のことで、故人の霊が再び帰ってこないようにした風習」(ウィキペディア)とあり、禁忌の意味合いが主であり、「聖域」も結界する我が国の「しめなわ」にはそぐいません。 「七五三縄」表記に関し…