1945年(昭和20年)7月9日にあった岐阜空襲。 アメリカ軍の爆撃機B29が岐阜市を焼夷弾で攻撃。 岐阜駅から長良川までの区間は一面焼け野原となりました。 周りの建物が壊滅的な被害を受けた中で奇跡的に残った白い建物。 当時の十六銀行本店です。 1877年(明治10年)松屋町に「第十六国立銀行」を創業。 1896年(明治29年)「株式会社十六銀行」と改称。 1931年(昭和6年)旧本店竣工。 岐阜県図書館に所蔵されている『十六銀行のあゆみ』の中に、岐阜空襲の当日、宿直司令だった元取締役の手記が寄稿されてました。 けたたましいサイレンの音、嵐のような焼夷弾の落下する音。 周囲は火の海となり、逃げ…