前回の記事でおもしろいタイトルの漫画を買ったと書いたけれど、それがこちら。 ずいの / 系山冏(けいやま・けい)『税金で買った本』(講談社、2021)[既刊2巻] 「税金で買った本」というのは図書館の本のことで、これはつまり図書館漫画なのである。 主人公の石平くんはいわゆるヤンキーの高校生。 気になることがあって小学生の時以来久しぶりに図書館を訪れたのだが、ひょんなことからそこでバイトをすることになる。 なんだかんだと文句を言いながらも、個性的な職員たちに囲まれて図書館という場所に馴染んでいく石平くん。第2巻では図書館漫画の定番イベント(?)の「読み聞かせ」もこなす。 「お仕事漫画」でもあるの…