以前に読み知った話だが。 日本人というのは、穢れ(けがれ)を嫌うそうだ。この”穢れ”というのは、一般的な”汚れ”のことだけではなく、目には見えないものを含む。例えば箸などはそうで、飲食店などで使用する箸は、当然だが使用後はちゃんと洗浄するわけだが、そこには何となく”他人が使ったもの””不特定多数が使用するもの”というイメージがまとわりつく。これは科学的根拠のある話ではないので、おそらくアルコール消毒や煮沸などを行っても、この印象は拭えない。グローバル化した現代では、かつてほど穢れを意識をしなくなっているとは思うが、それでもそういう印象を持つ人はいるのだろうし、逆にもっと信じ込んでいた大昔は、実…