老人は長いこと生きてきました。色んなことを見聞きし、あるいは経験してきましたから、多少のことでは驚かずに自分が直面する事態を受け入れることができるのではないかと想像します。 結婚している人であれば、自分か伴侶が老いの中で病気になったり、介護を必要とするようになったり、あるいは亡くなるなどのことが待っています。私たちは新しい事態に直面して生きることになります。 本で読んだのか誰かが語るのを聞いたのか、それは忘れましたが、こんな言葉があります。信仰者は「それにもかかわらず生きる」のだと。事態が自分の願うものではなくても、何でこんな目に遭うのかと神さまに文句を言わずに、それにもかかわらず生きる、信仰…