夜私たちはたくさんの夢を見る。 夢の中ではどんなに長距離を走っても、疲れないし、 体がみょうに軽い。 美味しいものを食べているのに、匂い、熱さはさほど感じない。 時に、ちょうちょや動物も人間よりも大きくなったり、 夢の中では何もかもが自由だ。 夢の中だけでなく、起きている時も私たちの想像は自由なのだ。 終わらない夜 あまりに表紙の美しさに惹かれて手を伸ばしてみたら、 ちょっと不思議な世界。少し怖いような、わくわくするような世界が広がる。 すべてのページがだまし絵になっていて、 セーラ・L・トムソンの詩が散りばめられている。 カーテンをハサミで切り裂けば、そこには夜景の街が浮かび上がる。 夜寝て…