2023年の三鷹の落語会を締めた柳家さん喬独演会の演目 三鷹の落語会はこの人が今年のトリ。柳家さん喬独演会が12月2日にあり、昼の部に行った。 プログラムの紙を開いてびっくり。小きち、小もん、小平太、さん助と4人もの名前が、さん喬の前に並んでいた。 前の2人は前座と二ツ目、あとの2人は真打ちとあった。みな柳家を冠しているが、後半に出演した小平太だけは、さん喬の一門ではなかった。いずれにしても様々な個性を楽しませてもらった。 さん喬は前半で「井戸の茶碗(わん)」、後半で「ちきり伊勢屋」を演じた。 「井戸の茶碗」は、正直者のくず屋が長屋住まいの貧乏浪人から仏像を買ってくれと頼まれたことから始まる人…