重要文化財 京都府庁旧本館正庁は、幕末京都に置かれた京都守護職の上屋敷の在った所でも有り、その職責は京都所司代よりも上席とされ京都と大坂の治安維持にあたり会津藩主・松平容保がその任に当たりました。 上屋敷は何回か増改築が施され現在の京都府庁旧本館とほぼ同じ敷地面積を占めていたそうで大変豪華な造りだったそうです。 京都守護職はここ上屋敷以外にも京都市内に数ヶ所屋敷を構え上洛藩士1000名以上と配下の新選組でその任に当たって居た訳ですが、28万石の会津藩と言えどその費用負担は重く新式小銃を必要数揃えるのには薩長に大きく後れを取り、戊辰戦役の多大な人的物的損害に繋がったと言えますね。 「京都守護職屋…